株式会社MACオフィス

受賞者インタビュー

グランプリ決定

株式会社オフィス・ラボ 代表取締役社長 渡邉晃一郎氏


オフィスデザインアワード2017 グランプリ決定!

昨年に引き続き開催しました「オフィスデザインアワード」からのお知らせです。2017年のテーマは「健康オフィス」。投票の結果、株式会社オフィス・ラボの「Wellness Office ~ワーカーのパフォーマンスを上げてくれる場所」がグランプリに選ばれました。ここでは受賞作品のコンセプトやアイデアが生まれた背景について紹介いたします。


池野 衛 氏

株式会社オフィス・ラボ
代表取締役社長 
渡邉 晃一郎氏

下之段 剛 氏

株式会社オフィス・ラボ
営業部 PM1課 課長 
井上 敦司氏

株式会社オフィス・ラボ
デザイン室 室長 
齊藤 裕紀氏

目次

1. 企業の経営戦略となるオフィス。その可能性を信じて7年前に会社を設立
2. 「健康オフィス」をつきつめていくと企業全体の生産性向上につながる
3. オフィスコンセプトは企業ごとに異なる。だからこそ相手をよく知ることから始める

企業の経営装置となるオフィス。その可能性を信じて7年前に会社を設立

― 20年近くにわたる経験を生かして7年前に独立

渡邉:私はもともと20年近くにわたってオフィスデザインの世界に携ってきました。昔と違って今や企業のオフィス戦略は、単なる入れ物づくりで終わるものではありません。私はオフィスを、想像力を高め、生産性を最大限向上させるための経営装置であると捉えています。そこから生まれたビジネスモデルが日本経済を牽引していく。クリエイティブオフィスにはそのような大きな可能性を秘めているのです。そんな思いを実現するために7年前に会社を設立しました。創業時は3名でスタート。取引先の信用を得るまでが大変でしたが、今ではオフィスプロジェクト全般を手がけるまでに成長しました。もちろん、今の姿があるのは当社を信じて応援していただいた皆様方のおかげです。お客様はもとより、仕入先の皆様、パートナー会社の皆様には、心から感謝しております。

創業以来、社員には担当業務に責任を持たせるようにしてきました。そうすることが、自分自身の成長につながるからです。もちろんある程度の失敗も想定内です。失敗を恐れずにチャレンジする精神。その結果、生まれた創造性のある提案。それらが評価され、優良企業からベンチャー企業、官公庁といった幅広い取引先からご支持いただき、7期連続で増収増益の成長を遂げています。

加えて、設立後一貫して「人を育てる」ことを第一に考えてきました。この理念は、当社を語るうえで最も重要なキーワードになっています。もちろん全社員の共通認識として、毎年入社してくる社員に受け継がれています。

「健康オフィス」をつきつめていくと企業全体の生産性向上につながる

― 今回のデザインコンセプトについて

齊藤:「どうすれば会社全体のパフォーマンスを上げられるか」という自らへの問いがコンセプトの根底にあります。オフィスにいる時間は、1日の中で大部分を占めています。日によっては家にいる時間よりも長いかもしれません。ということは、オフィスづくりには、単に「仕事をする場」だけではなく、「食べる」ことや「休む」ことも無視できない行動として含めなければならないと考えました。

また、「健康オフィス」を考える上で、もちろんマイナス部分の排除は重要なことだと思いますが、それよりも「プラスの部分」をどれだけ盛り込むかを心がけました。

井上:今回の提案は、個々のワーカーが健康でなければ会社全体のパフォーマンスは上がらないという、ある意味当たり前の発想から生まれました。身につけたウエアラブル端末からワーカーの健康データをAIで一括管理をする。「健康」を把握しサポートしてくれる場所がオフィス内にある。心身の健康状態を判断して、体調の変化が感知されれば企業側から改善のサポートを行なう。何気ない生活をする中で、健康管理・維持をオフィスに採り入れることが、ワーカーにとっても、企業にとっても幸せなことだと考えたのです。


― アイデアをカタチにするまで

井上:今回、このアワードへの参加を決めてから、まず社内で有志を募りました。アワードのためにプロジェクトチームを組んだのです。それから定例会を繰り返しながらアイデア出し。当初は、「鉄棒のある廊下」の設計など、現実的なアイデアが多かったのですがそんなことではないと。途中ですべてをリセットして、「少し先の未来」を思い浮かべて企画を組み立て直しました。

齊藤:提案の一つにある「浮く机」は、昇降デスクの進化系として考えたものです。昇降デスクは今や、健康オフィスの代表的な什器となっていますが、デスクごと空中に浮かせてしまえば、より自由度がアップするのではと。突飛なアイデアかもしれませんが、数年後には実現しているかもしれませんね。

オフィスコンセプトは企業ごとに異なる。だからこそ相手をよく知ることから始める。

― オフィスデザインに対する思い

齊藤:今や、特長的なオフィスの提案は当たり前の時代になっています。それも全体的にデザインの水準が高くなっていますよね。我々のようなオフィスデザインを提案する会社にとって、他社との差別化が難しくなってきているといえます。

エントランスをカッコよくする。そんなことは誰でもできるわけです。重要なのは、その会社に合うコンセプトを考えること。そしてそれに合った適切なデザインを提案することだと思っています。ですから敢えてトレンドから遠いデザインを提案することもあります。

井上:我々は出来上がったオフィスを作品として捉えたことはありません。我々が目指すのは、そのオフィスがお客様にとって使いやすいかということ。そのためには、様々な知識を得ることが不可欠です。例えば「会社組織とは」「経営とは」「オフィストレンドとは」。その姿勢は設立当初から変わらず、今でも定期的に勉強会を続けています。

齊藤:「何のためのオフィス」を問われたときに、「生産性を向上させるためのもの」という解答があります。オフィスは個々の「成長の場」であり、それが会社の成長につながる。そうでなければ通勤時間をかけてまでオフィスに来る意味がありませんから。この問いに対する答えは一つだけではありません。我々にとっての永遠のテーマとして考え続けていきます。

― 今後の展開について

渡邉:今後は、社員も育ってきたこともあり色々な側面で環境を変えてみたいと思っています。その一つが従業員の倍増計画です。しかし、増員したからといって営業メニューまでも増やそうとは考えていません。まずは本業をしっかり見据えて「幹」を安定させる。枝葉を広げるのはもう少し先でいいと思っています。

当社の強みは、多岐にわたるオフィスのプロジェクトマネジメントを一気通貫でサポートできるところにあります。今後は働き方がさらに多様化していくことでしょう。そのためには幅広い知識やスキルの習得だけでなく、人格を磨くことが必須であると考えています。それが「お客様と強い信頼関係が生まれる」ことにつながるのです。そして企業理念である「ありがとうで結ばれる企業になる」を実践し、業界のリーディングカンパニーとして確固たる地位を築いていきたいと願っています。

左:三幸エステート株式会社 代表取締役社長 種田充博 / 右:株式会社オフィス・ラボ 井上敦司氏


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株式会社オフィス・ラボ

本社所在地

東京都千代田区岩本町1-7-5

設立

2010年7月1日

資本金

5,000万円

代表者

渡邉 晃一郎

事業内容

オフィス移転のプロジェクトマネジメント
ファシリティコンサルティング業務
設計・デザイン、企画及び施工・管理
家具及びインテリア用品・消耗品他の販売・レンタル