- 六本木へのこだわり。オフィスへのこだわり。そのこだわりがオフィス移転を成功に。
わずか10坪のオフィスからスタートして以来、六本木にこだわって移転を繰り返してきた。 - 何よりも一体感を意識したオフィスは、創設以来のオープンな社風の表れ。
創設以来変わらない一体感を意識したオフィスの考え方は、まさに自由でオープンな社風を表現している。 - 移転が終わっても情報収集を。
急な業務環境の変化、オフィス市況の変化に対応するためには、日ごろから信頼できる仲介業者との継続的にコンタクトを取ることが重要なポイント。
六本木へのこだわり。オフィスへのこだわり。
そのこだわりがオフィス移転を成功に。
2004年の会社設立時は、わずか10坪程度のオフィスからスタート。それ以降は、事業の拡大とそれに伴う人員増でかなり短いスパンでオフィス移転を行ってきた。その急成長ぶりはグリーの企業沿革を見ると一目瞭然だ。以下、グリーのホームページから抜粋してみる。
2004年2月 代表の田中良和が個人サイトで「GREE」アルファ版を公開
2004年3月 「GREE」の会員数が1万人を突破
2004年12月 「GREE」の運営を目的にグリー株式会社を設立(10坪からスタート)
2005年7月 (オフィス移転:使用面積50坪に)
2006年11月 「EZ GREE」をリリース
2007年2月 モバイル向け「GREE」がドコモ公式サービス化
2007年2月 (オフィス移転:使用面積160坪に)
2007年3月 「GREE」の会員数が100万人を突破
2008年3月 (オフィス移転:使用面積400坪に)
2008年12月 東京証券取引所マザーズに上場
2009年4月 「GREE」の会員数が1,000万人を突破
2010年6月 東京証券取引所市場第一部に上場
2010年7月 (オフィス移転:使用面積1051坪に)
2010年8月 スマートフォン向け「GREE」をリリース
2011年1月 米国における子会社設立
2011年7月 中国における子会社設立
2011年9月 韓国、シンガポール、イギリス、オランダ、ブラジルの5カ国に子会社設立を発表
2012年4月 (オフィス増床:使用面積4500坪に)
*( )部分は三幸エステートが独自に追記。
過去の移転は全て六本木エリア内で行われている。前入居ビルからの移転理由は、「増員により手狭になってきた」のほかに「採用ブランディングの強化」「セキュリティ面の必要性」などを考えてのものだ。移転前のオフィスは400坪だったが、移転後は倍以上の1050坪に拡張。六本木ヒルズに移転してから2年が経過するが、現在も事業拡大とそれに伴う人員増で内部増床を重ねている。移転当初は1フロアだったが、今では約3.4フロアを使用。合計約4500坪と移転前と比べ10倍超となっている。
それでは六本木へのこだわりは何だったのだろうか。
「社長である田中の六本木に対する強い思いによるものです。設立当時から、渋谷から六本木にかけてはIT企業が集積しているエリアでした。その中でも六本木がネットビジネスの中心になるという確信があったそうです」
福利厚生の一貫として近隣住宅補助制度もあるため、六本木周辺に住居を構えて、自転車や徒歩で通勤してくる社員もいる。それら社員への配慮もあるようだ。
続いて六本木ヒルズを選んだ理由を聞いてみる。
「もともとワンフロアの広いオフィスを探しており、当初は六本木ヒルズとは違うビルを検討していました。そこで、設立当初からお付き合いのあるオフィス仲介会社の三幸エステートさんに空室状況を相談したら、そのビルの情報はもちろんのこと、その他の六本木周辺で大きく面積が確保できるオフィスビルの情報をたくさんいただいたのです。その中に六本木ヒルズの情報が入っていました。それから全てのビルを見学できるよう日程調整をしてもらい、迅速に動いていただきました。結果として、ワンフロア面積の広さ、駅からのアクセスの良さ、セキュリティ面、さらに六本木を象徴しているビルということで、即座に契約条件などの確認に進みました」
実際東日本大震災の時には、自家発電によって停電中でも通常通りの業務を行うことができ、このビルを選んで良かったと実感しているという。
その他、ビルの知名度の高さもリクルーティング活動に大いに役立っている。もちろん会社の知名度があってのことではあるが、結果として多くの優秀な社員を採用できている。「急激な増員にも、面積の増床などで森ビル様には柔軟に対応していただいており高い満足度を維持していいます」