- コミュニケーションの活性化を目指し大規模リニューアルを決意
- 従業員の増加に伴い、北品川の緑に囲まれた開放感あるオフィスに移転
- 従業員のためのリニューアル。全社員からのアンケート結果を計画に反映
- 細部にまでこだわった空間づくり。コンセプトは「オープントーク」
- コミュニケーションツールを活用し従業員の成長をサポートしていく
コミュニケーションの活性化を目指し大規模リニューアルを決意
インターネットの黎明期であった1999年に設立されたBEENOS株式会社は、ネットの普及、発展に伴い業績を急成長させてきた。現在はEコマースを主力事業としながら幅広い事業展開を行う。また近年はアジア新興国などへの投資を行うインキュベーション事業にも力を入れている。
グループ会社は海外転送・代理購入事業を行う「tenso株式会社」、グローバルファッションモール事業を行う「FASBEE株式会社」、ブランド品の宅配買取・販売事業を行う「株式会社デファクトスタンダード」、酒類買取・小売業の「JOYLAB株式会社」など16社。
「Eコマース事業を20年やってきて、そのノウハウやデータを蓄積し、特にグローバル展開を強みとした会社ですが、そこだけにこだわっているわけではありません。実は現在も社内で新規事業の企画を複数同時進行しています」(笠松氏)
同社の特長の一つにはユニークな採用の取り組みがある。その一つとして国籍を問わないグローバル採用があげられる。現在従業員の約15%が外国籍の従業員で構成され、国籍の数は17ヵ国に及ぶ。社内公用語は今のところ日本語だが、30人以上いるバイリンガルのメンバーがハブとなって従業員同士をつなぐ役割を果たしているという。
「外国籍のメンバーとのコミュニケーションで一番大事なのは日本人スタッフが歩み寄ることだと思っています。彼らは不安な中で日本に来て働いています。ですから困っていることを片言でも手書きでもいいから聞いてあげる。そうすることで心を開き、仲間への大切な気持ちを増進させることが出来るのだと思います」(笠松氏)
その他採用の取り組みとして地方の雇用創出があげられる。東京本社以外に、鳥取と北九州に拠点を開設。それぞれ現地採用を実施し、地方の人材にも活躍の場を提供している。海外オフィスは台湾とロサンゼルスにも拡がる。そんな「つながる」姿勢は社名の由来と重なる。
「社名であるBEENOSの「BEE」は持続的な共存共栄の象徴であるミツバチ、「NOS」は巣。ミツバチのように世界中の起業家や企業、モノや情報をつなぎ可能性を拡げるという思いを込めています。当社代表の直井は『従業員とお客様の可能性を拡げる』という理念を掲げ、将来的には従業員が世界中、好きなところで働けるような状態を目指しています」(笠松氏)