建築基準法

オフィス物件検索建築物の敷地、構造、設備および用途に関する最低の基準を定めて国民の生命、健康および財産の保護を図り、公共の福祉の増進を目的とした法律。1950年5月公布、11月施行以来、社会情勢の変化によりさまざまな改正がなされてきた。

建築基準法の法体系は、三つの要素から成る。一つは、適用の範囲、原則、制度、手続き、罰則規定といった法令運用上の総括的なもの。残りの二つは「単体規定」と「集団規定」である。「単体規定」とは、個々の建築物が単体として具備していなければならない構造耐力、建築防火、建築衛生などに関する安全確保のための技術基準。「集団規定」とは、建築物の集団である街や都市において、安全で合理的な秩序を確保するための規定をいう。建築基準法に適合しているかは、建築主事が建築確認を行なって判断をする。