スケルトン貸し

米国のオフィスビルでは、テナントが決まってから内装を仕上げる「スケルトン貸し(コア&シェル)」が主流となっている。

一方、日本のオフィスビルは、床から壁、天井、照明に至るまで内装が仕上げられた段階で引き渡される。したがってテナントが好みのデザインにしたいと考えた場合、自己負担で新品の標準内装を破棄することになる。
そんな中、建築基準法の規制が緩和。建物全体が仕上がっていなくても検査の承認を受けられる「仮使用承認制度」を活用して、日本版コア&シェル貸しが可能になった。この手法は、廃棄物削減や内装自由度、内装施工時間の短縮などの観点から注目されている。