10回にわたって東京の街の魅力をお届けしてきたこのコーナー。
東京の街の、まだ見ぬ新鮮な出会いに「いいね」と思っていただけたら、まちいろ編集部としてもこのコーナーを毎月つくってきたかいがあるというものです。
そこで今回はその総集編として、編集部が独断と偏見で選んだベストセレクションをお届けします。
ランチ
東京駅周辺「割烹嶋村」
気軽に食べられる幕末の味
ランチ部門で選ばれたのは、嘉永3年(1850年)、日本橋に仕出しの店として開業した「割烹 嶋村」。
江戸城西の丸御用も務め、明治期には伊藤博文や井上馨など錚々たる政治家が、また今も多くの政治家や著名人が贅を尽くした会席料理を味わいに足繁く通っていたという名店です。由緒正しい老舗割烹ながら、少しも気取りがないのもいいところ。幕末の品書きを会席にした「幕末会席」など、まさに日本橋ならではの割烹といえるでしょう。


「幕末会席」は、土曜限定30食で要予約。代々伝わる品書きから特に人気のあった料理を会席に仕立てています
店舗情報:中央区八重洲1-8-6 03-3271-9963
営業時間:11:30~14:00 / 16:30~22:30(L.O.22:00)
定休日:日・祝
癒し
六本木「Ms.BUNNY」
ストレス社会ならではの選出
Ms.BUNNYは、六本木から徒歩1分の場所にあるうさぎカフェ。
緑がいっぱいのおしゃれな店内で、かわいいうさぎたちと触れ合える注目の癒しスポットです。
カフェのほかに赤ちゃんうさぎのショップ、うさぎグッズの販売、うさぎ専門のホテルサービスもあります。
ちょっと疲れた人が多いストレス社会の現代には、うってつけの場所、ということで堂々癒し部門の第一位に選ばれました。



ふわふわで大人しいうさぎは、「動物がちょっと怖い...かも」って人でも大丈夫ですよ♪
店舗情報:港区六本木6-7-2 岩堀ビル3F 03-3404-1182
営業時間:12:00~21:00
定休日:無休
歴史
渋谷「ケーブルカーひばり号」
渋谷にケーブルカー!の衝撃が話題に
渋谷の街にケーブルカーが通っていた!この衝撃の事実が、編集部でも大いに話題になりました。
それが、1951年(昭和26年)8月25日から約2年間だけ開業していた「ケーブルカーひばり号」。
東横百貨店(現、東急東横店東館)屋上と、その隣にあった玉電ビル(現在の西館)屋上とを結び、渋谷の空の遊覧を楽しむことができたといいます。こども限定ということもあって、移動のために使うというよりはアトラクションのような存在だったようです。

戦後のほんのひと時しか運行されなかったこのケーブルカーは、メディア上にもほとんど写真が残っていない、まさに幻のロープウェイと言えるものでした。
渋谷をロープウェイから見渡せるとは、今では信じられないような貴重な体験だったでしょうね
アフター5
銀座「Barルパン」
屈指の老舗バーで過ごす贅沢な大人の時間
本当に上質な酒を酌み交わしながら、本当に知的な会話で楽しむ。
そんな洗練された最高に贅沢な時間を過ごせるバーを、ということで選ばれたのが銀座の「Barルパン」。
1928年(昭和3年)、里見弴・泉鏡花・菊池寛・久米正雄ら多くの文士の支援を受けて開店し、文壇関係者はもとより、 画壇関係者、演劇界関係者らの著名な文化人たちが常連として集う場所になりました。
開店当時は、「カフェー」という、女給のサービスでお酒を飲ませるスタイルでしたが、1936年(昭和11年)、現在のようなカウンタースタイルに改装された銀座屈指の老舗バーです。


右の写真は1929年秋に藤田嗣治画伯が来店の折、眼前のテーブルを描いたものなんだそうですよ
店舗情報:中央区銀座5-5-11 塚本不動産ビル地階 03-3571-0750
営業時間:17:00~23:30(L.O.)23:00
定休日:日・月
その他
新橋・虎ノ門「HOP ON the Saddle 東京ブラチャリ」
散歩以上サイクリング未満がゆる~い魅力
東京ブラチャリは、東京の街から街へ、路地から路地へ、新鮮な感動と発見を求めて巡る「散歩以上サイクリング未満」のガイド付き自転車ツアー。ガイドは表通りから路地裏通りまで、あらゆる道を熟知しているので、なかなか出会うことのできない街の表情を見ることができます。ツアーの途中には、ガイドの特製ティータイムで、ほっと一息。この頃には、ツアーのお客さま同士の会話も弾んでいることでしょう。


東京ブラチャリは、リピーターが多いのも特徴。幅広い年齢層の方にも好評のツアーです!
インフォメーションデスク:090-9567-0007
営業時間:9:00~19:00
参加費:各種ツアーにより異なります
リサーチデータ
住信SBIネット銀行株式会社(URL:http://www.netbk.co.jp/、本社:東京都港区、代表取締役社長:川島克哉、以下「住信 SBI ネット銀行」という)は、住信 SBI ネット銀行の口座を保有する全国のお客さまのうち、東京で働いた経験、または、居住経験がある30歳~69歳の方に「首都東京に関する意識調査」を実施し、1,266人より回答をいただきました。
東京都内で働きたい街、堂々の1位は「銀座」。2位は「新宿」、3位には「霞ヶ関」が続きました。30代には「品川」「恵比寿」も特に人気のようです。
本調査では若年層の回答が少なめで、また、回答方法が「駅名」での選択のため、近年人気の「丸の内」が圏外であった、あるいは1位の「銀座」に含まれているのではないかと推測されます。
出典:住信SBIネット銀行株式会社「首都東京に関する意識調査」より
[調査概要]
調査期間:2014年2月28日~3月4日 調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:住信 SBI ネット銀行の個人顧客で、東京で働いた経験、または、居住経験がある30歳~69歳の男女1,266人(内訳:30代男性130人、40代男性253人、50代男性287人、60代男性315人、30代女性65人、40代女性101人、50代女性71人、60代女性44人)
調査協力機関:ネットエイジア株式会社
※マップのアイコンをクリックすると名前が表示されます。
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