江戸時代には大名屋敷エリアだった御茶ノ水。時代は下り、現在は大学や病院が立ち並ぶ文京地区として、また国の重要文化財にも指定されている正教会の大聖堂・ニコライ堂を始めとする宗教施設が多く立ち並ぶエリアとして知られています。活気溢れる御茶ノ水エリアの魅力をご紹介しましょう。
ランチ
御茶ノ水の「お茶」にちなんだシックなレストラン
GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU
創業百十余年のホテル龍名館お茶の水本店が開業した、「お茶の水」の地名の由来でもある「お茶」をテーマにしたレストランがここ「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」です。開放的なテラス席やシックな店内などでいただけるランチは栄養面や健康への配慮もばっちり。夏季はお茶づくしの「抹茶ビアガーデン」など嬉しいお楽しみも。(2017年は6月1日~9月30日)
数量限定の和牛ステーキ重。ほか、ビジネスランチにぴったりのランチプレートも。
店舗情報:東京都千代田区神田駿河台3-4
営業時間:ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
カフェ 14:00~16:30(L.O.16:00) ディナー 17:30~23:00(L.O.22:00)
※6月1日~9月30日は17:00からディナータイム営業
定休日:なし(年に数度、設備点検等による不定休あり)
癒し
文豪が愛したクラシックホテル
山の上ホテル
1954年(昭和29年)開業。かつて近隣に出版社が多数あった関係で、川端康成や三島由紀夫、池波正太郎など多くの文人が愛したホテルとして知られています。客室はわずか35室、日本庭園つきのスイートルームや西洋屋根裏風の部屋、畳を活かした部屋などすべてが異なるレイアウトで訪れる人を迎えてくれます。「てんぷらと和食 山の上」、英国風の「バーノンノン」、「コーヒーパーラーヒルトップ」などグルメにも定評がある山の上ホテル。都会の喧騒からしばし離れ、癒しのひとときを過ごしてみては。
左:ホテルのシンボルとも言えるアールデコ様式の建物。右:庭付きスイートルーム 403号室
施設情報:東京都千代田区神田駿河台1-1
定休日:年中無休
歴史
日本の近代教育発祥の地
湯島聖堂
湯島聖堂は1690年(元禄3年)、5代将軍徳川綱吉によって建立された孔子廟。その後1797年(寛政9年)に改築を行い、幕府直轄の学問所「昌平坂学問所」として多数のエリートを輩出します。明治維新以降は文部省が置かれ、師範学校(現筑波大学)、女子師範学校(現お茶の水女子大学)や初の図書館が置かれ近代教育発祥の地と呼ばれました。緑濃い敷地内では、散歩やスケッチを楽しむ人や学業成就を祈願する学生の姿が絶えません。
左:孔子廟である大成殿 右:敷地内にある孔子像
施設情報:東京都文京区湯島1-4-25
公開時間:9:30~17:00(冬は16:00) 大成殿の内部公開は土日祝のみ。
アフター5
サクッと飲みでもしっかり旨い!和洋の逸品が楽しめる立ち呑み屋
立ち呑み酒場 ピン
ビルとビルの隙間にそっと滑り込むと、そこは活気あふれる立ち呑み酒場!イタリア料理店で腕を磨いた料理人が作る料理は和洋さまざまで、どんな気分にもマッチする料理がいっぱい。リーズナブルでしっかり旨い料理を求めて、開店するとほどなくして満席になってしまうほど。ゆったり座って宴会をしたいなら2Fのテーブル席を予約するのがオススメ。
人気メニュー「チャーシューネギまみれ」(ハーフ)。山盛りネギの下には生肉から仕込んだというとろっとろの肉厚チャーシューが。
店舗情報:東京都千代田区神田駿河台2-4
営業時間:18:00~23:30(料理L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
定休日:日・祝
その他
バンドやろうぜ!楽器ならなんでも揃う御茶ノ水
楽器店街
御茶ノ水駅前から明治大学に続く明大通りを歩くと目に付くのが楽器店。老舗楽器店から中古店まで、その数約40店舗にものぼると言われています。かつて進駐軍払い下げの楽器を販売していた、戦後のジャズブームに乗ったなど由来は諸説ありますが、現代でも活気は健在。販売はもちろん修理・買い取りまで、音楽好きなら時間を忘れる街と言えるかも。
ギターからバイオリン、ウクレレまでさまざな楽器が並ぶ
施設情報:JR御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から明治大学に向かう明大通り周辺
営業時間:店舗により異なる
御茶ノ水のオフィスビル
御茶ノ水のオススメ物件を3件ご紹介!
1. KDX御茶ノ水ビル
千代田区神田駿河台2-9
アカデミックで閑静なエリアの好スペックビル
2. 冨士ビル
文京区本郷2-10-9
使い勝手の良い明るいオフィス
3. 小宮ビル
文京区湯島1-12-4
蔵前橋通り沿いにある複数路線利用可能な物件です!
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※ 掲載している記事内容は取材時(平成29年5月時点)のものです。
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