リモートワークに外出自粛、働く環境もプライベートも一変したこの1年。認めたくはないけれど体型も一変......という方も多いのでは！？環境は変わって気持ちはついていけても、動かなくなるとカラダは鈍っていきます。今回は、都内のさまざまな運動スポットを紹介。密を避けて、というのは必須条件になりますが、気分転換も兼ねてウォーキングやジョギングを楽しんでみませんか。

かつての宿場町の面影をたどる街中ウォーキング

旧東海道を歩いてみよう

品川は、江戸時代に東海道宿駅伝馬制度によって定められた第一の宿駅。現在も宿場町の面影を街中に見つけることができるのです。かつて豊富な水揚げを誇った品川浦は、現在はつり船や屋形船が舳先を並べる船溜まりに。水路にかかる石造りの橋は「北品川橋」といって、大正末期に作られたものなのだそう。品川区で最も古いお寺とされる品川寺（ほんせんじ）は大同年間開創と伝えられています。入り口にある大梵鐘は「洋行帰りの鐘」と呼ばれ、慶応3年パリ万博後に行方不明になったのち、昭和5年にスイスで発見されて返還されたという数奇な運命をたどったのだとか。情報はしながわ観光協会のサイトやパンフレットもぜひご参考に。

「品川宿交流館 本宿お休み処」などで情報収集をしつつ、街並みを楽しみながらウォーキングを。右は品川寺境内。

23区唯一の渓谷でマイナスイオンを浴びて

等々力渓谷公園

都会の中とは思えないほど豊かな自然が楽しめるのが等々力渓谷公園です。23区に渓谷があるというだけでもオドロキですが、日本庭園や古墳群など楽しめるスポットはたくさん。渓谷には30箇所以上の湧き水が発生しているため、湿性植物が多く見られるところもポイントです。木々が生い茂っているため、ここが世田谷区だなんてことはすっかり忘れてしまいそう！？

鳥のさえずりや流水の音をBGMに、散策を楽しもう

公園情報：東京都世田谷区等々力1−22

開放感あふれる東京湾に面した公園

豊洲ぐるりパーク

豊洲ぐるりパークは豊洲公園、豊洲ぐるり公園、豊洲六丁目公園、豊洲六丁目第二公園の4つの公園と、豊洲五丁目スロープ、豊洲ぐるり公園乗船場がある豊洲ふ頭の総称のこと。一番新しくオープンした豊洲ぐるり公園は全長4.5キロの遠路で、ランニングや散歩が楽しめるだけでなくレインボーブリッジも一望できるオーシャンビュースポットとしても人気。また、豊洲六丁目公園は月をテーマにデザインされた円形の広場が特徴的な公園です。ウォーキングやランニングがてら、全ての公園を制覇してみるのも楽しそう！？夜は夜景もお楽しみのひとつ。

潮風を感じながらのランニングは解放的な気持ちに。

施設情報：
【豊洲公園】東京都江東区豊洲二丁目3番6号
【豊洲ぐるり公園】東京都江東区豊洲六丁目1番先・江東区豊洲五丁目1番先
【豊洲六丁目公園】東京都江東区豊洲六丁目2番35号
【豊洲六丁目第二公園】東京都江東区豊洲六丁目2番1号
【豊洲五丁目スロープ・豊洲ぐるり公園乗船場】東京都江東区豊洲五丁目1番地先

子連れで1日中楽しめる！ユニークな公園

都立小金井公園

都立小金井公園は、玉川上水沿いに位置する80ヘクタールの広大な公園。アスレチックや芝のソリ場などが多く、お子さんも一緒に楽しめると人気です。目的がないとなかなか運動がはかどらないという人には、「小金井公園樹木の会」が作っている樹木ウォーキングマップがおすすめ。園内にあるさまざまな木を探しながら歩けば、いつの間にかかなりの距離を歩いているかも。

園内にある番号の振られた木を探して歩く樹木ウォーキング。

公園情報：東京都小金井市関野町1−13−1

ジョギングコースで運動不足解消を

都立光が丘公園

都立光が丘公園は練馬区にある広大な土地を誇る公園です。園内には、ジョギングコースが設定されており、自分が何キロ走ったか一目瞭然！自由に使える陸上競技場もあるため、コンクリートの上を走ることに飽きたら陸上競技場で土を踏みしめてみてもよさそうです。また、6ヘクタールに及ぶ広大な芝生広場は、桜やけやきが点在しているため、心地よい木陰を作っています。昼寝にもぴったり！？

足元を見れば距離が一目瞭然！競技場は誰でも自由に使えます。

公園情報：東京都練馬区光が丘2・4丁目、旭町2丁目、板橋区赤塚新町3丁目