オフィスコラム

Vol.9 オフィス内の多目的スペース~働き方改革により浸透した空間について考える(後編)

オフィスのリフレッシュスペース~働き方改革により浸透した空間について考える(後編)

多目的スペースにはメリットがあるのか?

前編でもお話しましたが、現在、オフィスの中に何らかの「多目的スペース」を構築する企業は少なくありません。それでは実際にその効果はどうだったのでしょうか。きっちりと数値で生産性を算出するのは難しいのですが、構築した各社の担当者の声からプラスの効果が表れていることは間違いなさそうです。

多目的スペースの目的は偶発的な出会いを演出することです。それによって部署を横断した新しい視点からイノベーションが生まれるかもしれません。実際に某家電メーカーでは、別々の部門同士のコラボレーションで今までにない画期的な製品が誕生した例もあります。

また、人材の採用計画においても、開放的なオフィスは良い企業イメージをアピールすることができます。就職活動中の皆さんがオフィスを見学して「働きやすそう」と感じてくれたら、入社率はグッと上がるでしょう。年収や企業規模が同等なら、広々とした場所でゆとりを持って働ける環境を選ぶのは当然なことですから。

さらにオフィス自体が営業ツールとなることもあります。印象的なオフィスの構築をきっかけに「取引先の方が足を運んでくれるようになった」という声もよく聞かれます。取引先の皆様と顔を合わせる機会が増えることは立派な営業促進効果であると考えられます。

オフィスでよく見る“アレ“は、多目的スペースには禁物

多目的スペースには特に「つくり方のルール」「成功の法則」といったものはありません。自社に合った機能や働き方を考えながら構築していくことになります。あえて一つだけポイントをあげるとすれば「パーテーションで区切らない」ことです。多目的スペースはオープンである必要があります。あくまでも多目的スペース構築の最終的な目的は社員同士のコミュニケーションを活性化させることです。せっかく時間やお金をかけてつくるのですから、目的はブレないようにしましょう。

それでは近年のオフィスでよく採り入れられている考え方や機能をご紹介します。

ABW

Activity Based Workingの略。
それぞれの業務に適したワークプレイスを自由に選び、オフィス内を移動して業務を行うという考え方です。

マグネット機能

本棚やカフェ、備品スペースなどが偶発的なコミュニケーションを生み出すとする考え。
一ヵ所に集中させるのではなく、あえてマグネットエリアを分散させる方法もあります。

スタンディングミーティングデスク

サクッと本題だけを話してパッと解散することを目的としたミーティングデスク。
短時間での集中的なミーティングに効果を発揮します。

ファミレス風ミーティング席

今や多くの企業で採用実績があります。集中できるだけでなく、机が広く作業もしやすいので、配置するスペースがあればぜひ導入を検討してみてください。

多目的スペースの形成は、企業文化や働き方の実情に合っていなければ意味のないものになってしまいます。快適なオフィス環境をつくるためにはオフィスコンセプトを明確にしなければなりません。そしてオフィス構築の目的、解決すべき課題、オフィスの現状をしっかりと把握したうえでオフィス戦略を実現する必要があります。

三幸エステート・ワークプレイス戦略室では、オフィスの現状分析を行いながら、お客様に最適なオフィス空間を提案しています。どうぞお気軽にご相談ください(問い合わせ先:03-3500-5775)

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