オフィスコラム

Vol.12 多様な経営環境の変化をファシリティマネジメントの視点で考える

人口減少化やグローバル化、ICTの進化、さらに地球環境保全や災害対策などの経営環境は企業の経営課題に大きな影響を与えています。今回のコラムでは、それぞれの環境をファシリティマネジメントの視点で考えていきたいと思います。

多様な経営環境の変化をファシリティマネジメントの視点で考える

1.ダイバーシティとファシリティマネジメント

日本における人口減少化は、労働人口の減少、生産性の減少に繋がる大きな経営課題の一つといえます。その改善策として近年、国や言語、文化などにとらわれない人材採用を行うようになってきました。それらの多くの企業がオフィス内に「ワーカーが集う場」を設けています。コラボレーションを促進させ、新たなイノベーションの創出を目的としているからです。

そのため、ダイバーシティマネジメントとして、年齢、性別、人種、宗教などの文化的背景と身体的な特性を意識しながら誰でも使えるオフィス、直感的に使えるデザインなどを採り入れているのも最近の傾向といえます。

2.ICTとファシリティマネジメント

ソフトウェアやアプリケーションの多様化で、さらに便利にスマートフォンやタブレットの導入、AIやIoTの活用が進められています。ファシリティマネジメントという観点からICTを考えるならば、「顧客価値の創造に向けたイノベーション」と「内部プロセスにおけるイノベーション」という2つの方向性があります。まず、「顧客価値の創造」においては、顧客のニーズの把握、サービスの開発などにICTを活用すること。「内部プロセス」は、業務の進め方や働き方にICTを活用するものです。今後は、空調や電気など建物設備にセンサーを設置した最新のICTの活用が課題になってきます。そんな「センシング&コントロール技術」による、より効率的に物理的セキュリティを向上させるオフィスの運用が求められるのです。

3.ABWとファシリティマネジメント

これまでのオフィスコラムでも何度か触れてきたABW(Activity Based Working)。従来のように各自が固定席で業務を行うのではなく、業務の内容により自由に最適な場所に移動して働く。それによってよりクリエイティブな価値を生み出すことを目的としています。今ではスタンディングを並べたMTGスペースをつくることでちょっとした出会いや会話を増やす、仕切りで囲まれた集中スペースで自分の作業に没頭できるようにするなど、さまざまな機能を配置する企業も少なくありません。

「働きやすさ」を考えるうえで重要なのは、つくることではなく使いこなすこと。自席以外の場所で考え事をすることをサボりだと思われてしまうような会社ではABWを導入する意味はありません。導入したからには、社内の意識改革が必要なのです。

4.BCPとファシリティマネジメント

BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)は、地震大国である日本において欠かせない取り組みです。「事業資産の損害を最小限にとどめる」「主要事業を継続させる」「早期復旧を図る」などを目的に、適切なBCP計画を立案しておくことが重要です。最近は、事業を継続的に維持・改善するための包括的なマネジメントであるBCM(Business Continuity Management:事業継続マネジメント)の重要性が求められています。

三幸エステートでは、ファシリティマネジメントをベースにワークプレイス全般のコンサルティングを行っています。ぜひ、お気軽にご相談ください。


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