共同フォーラム

2016年10月14日(金)、三幸エステート株式会社と株式会清和ビジネスは「企業の経営者・総務担当者向け 共同フォーラム」を開催。一般企業の総務担当者を中心に47名の方が参加しました。

本フォーラムは3部構成で15時からスタート。
プログラム1では「オフィスマーケット2016年後期の展望」。プログラム2は「健康経営 スタンディングワークの勧め」。プログラム3は「スタンディングワーク体感ツアー」。都心のオフィスマーケットを確認したうえで、働き方変革をアプローチ、最後に具体的なオフィス見学と、効果的なフォーラムとなりました。

プログラム1
オフィスマーケット2016年後期の展望

 今関豊和

三幸エステート株式会社
チーフアナリスト

今関 豊和

プログラム1は、三幸エステート株式会社 チーフアナリスト今関豊和による講演です。冒頭で、大規模ビルの空室率に下げ止まりの兆しが明らかであることを解説。それによる成約賃料の動向について説きました。その後、三幸エステートとニッセイ基礎研究所との共同開発による成約ベースの賃料分析「オフィスレントインデックス」の説明へと続き、2018年及び2019年には20万坪超の新規供給が予定されていること、それによって2018年以降は空室率の上昇傾向が鮮明になっていること、空室率のピークである2019年以降は需給バランスが改善されるなど、将来的なマーケットの予測をしました。そして最後に業種単位でのオフィス需要割合やワーカー数の伸び率などの需要分析を行い、講演を終えました。

プログラム2
健康経営 オフィスからのアプローチ
スタンディングワークの勧め ~立ち話がコミュニケーションを活性化させる!~

 丸山史夫

株式会社清和ビジネス
働き方研究室室長

丸山史夫

プログラム2は、株式会社清和ビジネス 働き方研究室室長 丸山史夫による講演です。まず、今後の高齢者社会に向けて生産年齢人口の減少について解説。すでに始まっている人材不足からなる労働環境の悪化を防ぐために各社が行っている取組みを紹介しました。そして、従業員に対してウインウインの関係を保ちながら労働条件を向上させることの大切さを説き、労働環境の不備によるパフォーマンスの低下、それによる利益損失が増加傾向にあることを説明。続いて、世界的に注目度が高い上下昇降デスクの導入例、各国の割合、導入の背景について解説し、座って過ごす時間が長いほど死亡リスクが高まることを言及しました。後半は、自社の具体的なスタンディングデスクの導入、スタンディングデスクが与える数々のプラスの効果についての説明を行い、講演が終了しました。

プログラム3
オフィス見学
スタンディングワーク体感ツアー


260台の上下昇降デスクを導入したオフィスを見学。レイアウトの工夫や働き方の変化などを実際に体感するツアーが行われました。