【2018年9月6日開催】オフィスを変える!

オフィスを変える!

2018年9月6日(木)、三幸エステート、プラス、ESSPRIDEの3社はオフィスフォーラム「オフィスを変える!」を開催しました。会場は東京都千代田区の九段センタービル。一般企業の総務担当者を中心に44名が参加しました。

第一部の講演者は三幸エステートの今関豊和です。チーフアナリストの立場から、東京都心5区を中心に賃貸オフィスマーケットの動向と展望を説明しました。第二部はプラス ファニチャーカンパニー市場開発本部の岡本裕介氏の講演です。社内コミュニケーションの重要性、それによって得られることを自社の事例に基づいて解説しました。第三部はESSPRIDE取締役である野瀬 絢氏によるお菓子を使った社内コミュニケーションと社外ブランディングの最新事情。手軽に社内コミュニケーションを高めるためにお菓子を使うことのメリットを解説しました。

また、セミナー終了後は希望者を対象にプラスオフィスの見学会を行いました。

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プログラム1
2020年に向けた賃貸オフィス市場の動向と要望

今関 豊和

三幸エステート株式会社
チーフアナリスト

今関 豊和

講演は、東京都心5区大規模ビルの賃貸オフィス市場の解説からスタート。空室率1%を下回る水準が継続していること、それによって募集賃料が3ヵ月連続で上昇していること、ほぼ満室で竣工を迎える新築ビルが多いことを説明した。

次に、ニッセイ基礎研究所と共同で開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2018年第2四半期の解説。東京都心部A・B・Cクラスビルの賃料・空室率、需給バランスの動向について論じた。

そして最後に、ニッセイ基礎研究所のマクロ経済予測と三幸エステートが集計するマーケットデータを用いて今後2年間の空室率、募集賃料の予測を行った。なおこの予測は三幸エステートの関連会社であるオフィスビル総合研究所が発表したもので、今後も都心5区を対象に公開していくとし、講演を終えた。

プログラム2
結果を出すチームは知っている!
チームワークを高める、コミュニケーションのためのオフィス戦略

岡本裕介氏

プラス株式会社ファニチャーカンパニー
市場開発本部 企画推進課課長

岡本裕介氏

オフィスについての各種データの説明から講演が始まった。それによると働きやすい職場として「人間関係や社内の不雰囲気が良好な職場」が回答の多数を占めており、オフィスや働きやすさにおいて「人」が重要な要素となっていることを語った。

その後、近年の職場環境をとりまく状況として、リアルコミュニケーションの希薄化があると導き出し、同社で推奨している3ステップでの職場づくりを解説した。最初は「マインドチェンジ」。同社で実施している社内交流の活性化運動「ワクワクプロジェクト」の運営方法についての説明。次は「コミュニケーションチェンジ」。全社的に持ち物50%を削減する「オフィスダイエット」を実施し、部門や世代を越えて雑談を交わすためのスペースを構築した自社事例。加えて小さなスペースであっても導入可能なカフェ空間「5 TSUBO CAFE」を紹介した。

最後に、「ワークスタイルチェンジ」。仕事内容によって働く場所を使い分ける「適業適所」の重要性を説いて講演を終えた。

プログラム3
移転前後で実績多数!
お菓子で社内コミュニケーションと社外ブランディングの最新事情

野瀬 絢氏

株式会社ESSPRIDE
取締役

野瀬 絢氏

自社のファンを増やすことは社内外に大きな影響を与える。具体的には、社内では人材の定着率や採用力、営業力アップにつながり、社外では契約数や取引者数の増加につながる。大変なことのように思えるがお菓子の活用で手軽に達成できる。それをプロデュースするのがエスプライドだと同社の役割を説明した。

その後、おやつを食べることで人間の脳波にどのような影響があるかの調査や社内コミュニケーションに関して実施したアンケート結果を公表した。その結果、おやつを食べることでリフレッシュでき、手軽にコミュニケーションを図るためにお菓子は最適だとの提言を行った。

そしてビジネスコミュニケーションを変える新提案のツールとして「社内コミュニケーションをプレゼントする」をキーワードにした「OYATOOL(おやつーる)」を説明。最後にOYATOOLを導入している企業や使用方法を紹介した。