先進オフィス事例

~オフィスを経営の力に~

アビームコンサルティング株式会社 芝オフィス(研修センター)

2019年4月取材

※ 記事は過去の取材時のものであり、現在とは内容が異なる場合があります。

コンサルティングファームが新設した複合用途の研修センター

アビームコンサルティングは、日本発、アジア発のNo.1グローバルコンサルティングファームを目指し、約6,000名のコンサルタントと世界各地のアライアンスパートナーの「総合力」でお客様の企業変革実現への挑戦を支援している。

同社が2013年に実施した約3,000坪の集約移転から5年が経過。本社内に設けた研修センターの収容人数が限界に達するため、外部への研修センター新設の検討を始める。今回の取材では2019年4月に完成した芝オフィス(研修センター)開設の背景やコンセプトについて紹介する。
*2013年の移転プロジェクトの概要 https://www.sanko-e.co.jp/case/abeam

 
 
 

何の意味もないものがたくさん置かれたエントランス

タッチダウンエリア「アトランティックオーシャン」

研修センターとしての用途だけでなく新たな働き方ができる場を構築した

アビームコンサルティング株式会社は創立から30年以上にわたり、クライアントの企業変革実現への挑戦を、経営戦略立案から業務コンサルティング、さらにはIT導入・運用までの一連のコンサルティングサービスの提供を通して支援し、その実現に寄与してきた。

企業の変革レベルはますますグローバル化・高度化し、加えてスピードが求められる中、〝人“が資産である同社は、社員が〝学び”を通して成長を続けていくことが欠かせない。長期間にわたって行われる新入社員研修においては、現場のコンサルタントが講師を務め、アビームの社員としての意識付けを行うとともに、新入社員は高いレベルでの業務遂行のために必要なコンサルティングスキル、業務知識、ITスキルをインテンシブに学ぶためのカリキュラムが組まれている。

この〝学び”の場として重要な役割を担うトレーニングルームは、2013年に実施した大規模な本社移転時には全8室で250名以上収容することができた。しかし、収容可能な人数を大きく上回る新卒が継続して入社することが見込まれ、また社員数も増え続けスペース運用の見直しが迫られる中、三幸エステートに相談をしたのは2018年春のことだった。

エリアの利便性、経済合理性、必要面積の確保、ビルの使いやすさなど、多様な条件をクリアする物件探しが開始される。三幸エステートが検討を加えた中から候補となった10棟ほどのビルを見学し、さらに細かく検討を重ねていく。そこにはアビームコンサルティングならではの必須条件も存在する。細かな条件折衝を行いながら、最終的に港区にあるオフィスビルの空室を確保した。面積は約580坪。単に研修センターとしてだけではなく、タッチダウンオフィスとしての機能も付け加えた。社内では「新しい働き方の場」について議論を重ねていたこともあり、今回の拠点開設は良いタイミングだったという。そして2019年1月から内装工事がスタートした。

コンセプトは「OCEAN NAVIGATION」

社名のアビームとはヨット用語で「横風を力に変えて進む」ことを意味する。同社の社員が世界中を航海する船のように活動をする。研修受講者はさまざまな角度からの風を受けて加速していく。常に新しいことを切り開いて世界で躍進する。そのようなイメージからデザインコンセプトを「OCEAN NAVIGATION」とした。

研修ルームは10室。5つのエリアを5大陸に重ね合わせ、それぞれのイメージを壁一面のパネルを使って表現している。しかし、本ルームの構築にあたり時間を要したのはデザイン面よりも家具什器の実用面であった。ビル固有の条件を踏まえつつ、机や椅子の素材、形状、色彩等が心身に与える影響を精査し、何日もかけて何社ものメーカーのショールームに出向いた。

研修ルームの壁は可動式の間仕切りを使用。壁を開放すると10室すべてがつながり、全長約70メートルの大会議室が出来上がる。その操作性や耐久性、遮音性も複数社のコンペを行い結論を出した。この360名を収容可能とする研修ルームは、今後は社外イベントにも活用していく。

同ルームの外側にはタッチダウンエリアが広がる。2ヵ所に用意し、それぞれ「アトランティックオーシャン」「パシフィックオーシャン」と名付けた。同エリアのデザインイメージは船室内に置かれた家具。デザイン会社からの提案をベースにつくりあげていった。両エリア合わせて73席を用意。プロジェクタも備えており、プレゼンテーションの場としても活用できる。

同社では、「働き方改革」の一つとして「Free Location制度」を推進している。目指すのは場所や時間に捉われない働き方による生産性の向上。今回のタッチダウンエリアの新設は「働き方改革」推進の後押しをできるものと考えており、今後の評価によっては増設することも視野に入れている。

同社の総務スタッフのミッションは、働く全ての人が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を提供し続けること。社員がより自由に、より知的に、より活き活きと能力を発揮できる環境づくりを目指していく。

執務スペース

トレーニング室ホワイエ

社員たちの昼寝スペースと成り下がったマルチスペース

タッチダウンエリア「パシフィックオーシャン」

トレーニング室全景

 

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