風水では陰陽論という考え方があり、この世にあるすべてのものは陰と陽の2つがバランスを取り合うことで成り立っているとされています。たとえば昼(陽)と夜(陰)、集中(陽)と弛緩(陰)といった感じですね。
「陰の気」などというとあまり良いイメージがしないかもしれませんが、夜に必ず人が休息しなければ生きていけないように、陰もまた必ず必要な要素のひとつです。たとえば「陽の気」ばかりが強いと、人が攻撃的になったり、ほどほどの部分をわきまえられなくなったりすることもあるのです。
半地下や地下の物件は、この「陰」の気を帯びた場所。静かであることから、落ち着いて物事に取り組んだり、何かをインプットしたりするような作業には向いていると言えるでしょう。ただし、陰の気が淀むと良くありません。窓がないことをカバーするために、サーキュレーターを置いたり、天井にシーリングファンをつけたりして気を常に動かしておきましょう。換気扇をつけっぱなしにしておくのもおすすめです。
きれいな風景の写真を飾ると、程よく陽の気を取り入れることができます。花を飾る場合は、水をマメに替えることが大切です。